人が人を非難して
自分の夢の正当性を貫こうとしている。
幼き頃にステレオから流れたパンクロックは
彼らの耳の中ではもう残響音の欠片もないのだろうか。
自分で踏み出した一歩を
覚悟が試されるリスキーな道だと
それ相応の厳しい暮らしになる事を
置き去りにして
討論に明け暮れている。
人間が最も怖いのは(僕自身も含めて)
都合悪く判断される事であり
つまり
僕らはいつも誰かを
自分の都合良いサイズで判断しているからに他ならない。
ましてや人前に立ち
芸事でお金を頂く身としては
どうぞお好きに判断して下さい!
といった戦場に自ら望んで歩んだのだ。
誰も頼んでいない
誰も望んでなんかいない
僕が選んだのさ。
10人でも20人でも僕の濃さは変わらない
3000人でも4万人でも僕の深さを見せつけるつもりだ。
踏み出した一歩から今に至る。
本当は討論なんてしてる時間はないんだ。
作品という器に情熱というマグマを注ぐ
その形は砂時計に似ているのさ
残り時間を全てそこに費やせれば
僕に悔いはない。