理由はない。(ガーン)
そこに山があるから
みたいな格好良い台詞でも添えたいくらいだ。越えたいクライマー。
リリースツアー
だとか
レコ発なんちゃら
だとか
大義名分や肩書きはどうあれ
売れないバンドがライブハウスに依存して
(あるいはライブハウスが売れないバンドに依存して)
(もとい売れないバンドが売れないバンドに寄りかかり合うように)
お客さんは置いてきぼりなまま
仲間だとか付き合いだとかに夢中になる。
小さな小さなヒエラルキー
実は取り込まれてる資本主義
あれ?本当にやりたかった事ってそれだっけ?
俺は疑問ばかりです。
だったらその疑問、自分にぶつけてみればいい
そう思ったから、やります。
何でもかんでもお膳立てされた30分を演じに行く為に600kmを越えてゆくのか
それとも
一から十まで自分でやる、か。
怖い事は沢山ある
動員だとかお財布事情だとか(笑)
だけど
それは誰かがいつも背負ってくれてたリスク
地元のバンドさん達やライブハウスの人たちが
僕らを甘やかしてくれたシステム。
もうそこにピョン♪と乗っかって
ただライブやります、じゃ許されない時代なんだよ。と思う。
CD出したから
東京から来たから
先輩だから
ちょっと注目されてるから
そんな理由で誰かがいつもリスクを肩代わりしてきた。
それはある時から押し付け合ってるようにも見えた。
俺はお客さんが喜ぶ事をしたい。
バンドシーンやライブハウス事情(システムやセオリー)から脱却せねば
もう一つ向こう側の人たちには届かないだろう。
いつも
もう一つ向こう側の人たちに出会う為に音楽をやってきた。
このblogを読んでるあなたも以前は
もう一つ向こう側の世界に住む人間
だったはずだ。
でも、
やっぱり理由はない。
そこに音楽があったから、でいい。
俺にとっても
あなたにとっても。
純粋でいたい。
印藤