2013年10月31日木曜日

全うせよ。

友人の友人が他界したそうだ。

自分の肉体を自分で滅ぼしたそうだ。

友人と友人は10年来の友人だったそうだ。

僕は慰める事が出来ない。

いきなり身体中の縁取りだけが真空になったような感覚。

共に涙を浮かべても宇宙空間のように水滴は小さな丸を作るだけ。

重力に縛られて生き続けなきゃいけない日々。意味。

解放されたいという願いと一つの答え。

この国では(データ上では)毎年三万人近くが自らの肉体に終わりをつげるという。

僕は慰める事が出来ない。

命、魂、想い、美しい言葉は幾らでもある。概念の話しじゃない。

友達が友達のままいなくなるなんてあんまりだ。

僕は残された友達の為に全てを捧げるつもりで付き合って行こうと思う。

悩み、考えるのは後でもいいから
それだけは信じて欲しいな。

そして

君は誰かを救う番かもしれない。

君は遠い昔に抱いた(描いた)使命感を果たす為だけに生きろ。

今はただそれでいい。

答えなんて要らないから
彼に一歩踏み出す力を
下さい。

2013年10月30日水曜日

カチン

仏の印藤
と言われるほど
温厚で知られる(?)僕だが
ありがたみ を軽んじる人間だけは許せない。

そして自分の悪口よりも
友人の悪口を聞くのは絶対に許せない。

仕事の話しになるが
つい最近、とある問題児に手を焼いていたグループを見かねて
僕が代表してそいつを叱った訳だが
話しは収束を迎えるどころか
また別の子の発言により
状況が悪化。

僕はなんとかして良いムードにならないかと苦戦したが
NGワード(自分の中での)を言われてしまうと
どうも収まりが効かないのだ。

なんというか、すごくガキっぽい表現になってしまうのだが
"ロックをやってる人間がロックでない発言をする"
事に僕はすごく過敏に反応する様で
そもそもの議題よりも
その問題発言をした別の子を追い詰めてしまった。

本当に良くない事をしたと思ってる。

彼の発言の裏側(気持ち)よりも
彼から聞きたくなかった(僕が)言葉だけを切り取って責めたのだ。

まだまだ僕は教育者になんてなれない。

誰かを育てたり、面倒を見たりする仕事には
代わりはないんだけど
そんな事、実はおこがましくも思ってはいない訳で、、
いや、それこそが僕の思い上がりだったのかもしれない。

結局は気付かされたんですよ。

事実は事実
仕事は仕事
もっと胸を張って
顔を上げて
ロックンロールという不安定な
なんの根拠も、救いもない言葉に
命を捧げて生きて行かなきゃな。

ありがたみ を忘れた訳ではないんだ。

僕はもっともっと考えて生きなきゃと思う。

考えてもわからない事を
もっともっと。





写真は関係ないけどいつぞやの打ち上げにて。

2013年10月29日火曜日

舞台表

気に食わない事も
あと一歩で叶いそうな事も
ロジカルに紐解く時間があるなら
世界を変えちまえばいい。

結局その方が話が早いんだ。

俺の中身は毎日入れ替わる。

箱に剣を刺していく手品のように
まだ急所はハズしたままだ。

何千時間、青空を眺めても返答はない。

それは"お前がやれ"という無言の啓示に他ならない。

嘘を引きずり下ろす労力に費やすなら
真実を突きつけるスタミナにあてがおう。

2013年10月28日月曜日

恐怖深部

知らぬが仏

とは言いますが

何だかそれ、無責任なような気がして

もっと人間らしく苦しむべきだろ!

とか思うのです。

その癖、没頭してる事に対して

ふと我に返った時

人や物によりも

先ず、自分に冷めてしまう感覚

自分の事がとことん寒い奴だと

突然、感じるのです。

混沌の巡礼は続く、、、

http://www.youtube.com/watch?v=nT2s6wNqYIU&feature=youtube_gdata_player

2013年10月27日日曜日

トビウオの気分

救わなきゃ!
と必死にもがいていたのに
水中にいたのはこっちの方だったりして。

尚更、離しちゃいけないよな
自分から差し伸べた
この利き腕だけは。

ずっと泳いでいると
岸辺に向かっているのか
沖に流されているのか
よく分からなくなる時がある。

少なくとも
誰かと一緒にいる時間だけは
大事にしよう。

いつも足の爪先だけは凍えるほど冷たい。

それが私の生きている体温を知らせてくれる。

なんて皮肉な話しだろう。

2013年10月25日金曜日

ねえ シスター

許せないのではない

許されている現状が歯がゆいだけだ。

決断したいのではない

悩みから解放されたいだけなのだ。

そんな時は

ゆっくりコーヒーでも飲もう。

http://odeon-shokudo.net/Top.html

2013年10月23日水曜日

鎖を引きずる音からの解放。

俺の内側から虚無感が消えようとしている。

水風船をつけた
公園の蛇口を
ひねるような満足感が
体内に膨らんでいるのがわかる。

満たされたいなんて思わなかった
ただ一個だけ証明する為に続けた
いつかみんながわかってくれると信じてた
それは
思ったよりも早く
現実になった。

天秤に
いつも
過去と今を置いて
目線を落としながら
見比べている人生は終わりだ。

放し飼いにされた
怒りや悲しみの矛先は
柵を越えて今
地球を一回りして
深淵の目をした羊となる。

主はいない
主は自分自身だったのだ
鎖の長さも
重さも
強度も
全てはまやかし
全ては暗示から目覚める為の
プロセス。

2013年10月21日月曜日

7Fからの挑戦状

人間は停滞の方が怖いな
だって自覚がないもの
と、最近は思います。

自分や自分の狭〜いコミュニティの
損得ばかり考えてちゃ
何も発展はないんだよね。

別に仲良しこよしをしようぜ
という訳じゃない
トークショーでも明言した通り
例えばライブハウス同士は
どんなに共同戦線を張っても
商売敵(ライバル)には変わりない訳で。

すごくシンプルに言うとですね
多くの人に力を借りる
それも素直にお願いできる事が
実はより多くの人を喜ばす結果となり
想像以上の実績をおさめる事ができるのではないかと思います。

僕はミュージシャンをやる傍
ライブハウスのマネージャーや
レーベルの仕事、レビューの依頼なんかも
同時に引き受けてるのですが
それこそ皆さんのおかげで
いわゆる裏方には収まらない
こういった発言者としても
舞台に登るチャンスに恵まれています。

僕がやりたいのはただ一つ
僕の好きな人たちや
僕の好きなバンドを守る事です。

"守る"というのは一見、精神論に聞こえますが
全く違います。
実行力と発言力が伴っていてこそ
彼らを守る事が出来ると信じています。

そういう意味では
まだまだ何も成し遂げちゃいないんだけれど
そういった姿勢に共感(共鳴)してくれた人たちが
今、僕の周りにいる愛すべき人間です。

もう一度言うね。

僕はまだ"何も成し遂げていない"
それなのに皆が俺の名前を呼び続けてくれるから
僕はまた舞台に上がり続ける。

そして一体、何から君らを守るのか?

それは本当に個人個人の人生における
苦難、困難、葛藤と照らし合わせて考えてくれれば
"ずっとこのまま 楽しいまま"
の訳ないんですよね。

実家に帰らなきゃいけない
病気や怪我をした
いつかは必ず君の出番も来る
いわばロシアンルーレットみたいなもので
人生ってそんなうまくいかない(時もある)んです。

だからいつでも大手を振って帰って来れる場所が
僕やライブハウスであればいいかな
と思ってます。

偽善でも何でもありません
ただ、僕が寂しがり屋ってだけの話しかもしれない(笑)

僕自身の世間的な影響力なんて
たかがしれてるだろうけど
だからこそスピードを出したいんだ。

死んだら好きなだけ寝れるらしいから
今は皆と遊んでいる方がいいな。

君や君らに"印藤さん、ありがとうございました!"と言われる度に
(なんの事だろう、、)と真剣に考えている僕がいます。

こちらこそなんだよ。

いつだってそう思ってやってきたから。

ありがとう。

2013年10月20日日曜日

月人

近所のファミマに冬のアイスを先取りしようと勇み足の途中

満月を隠す雲の反射に
仮面みたいなモノが浮いていた。

最近ですね
意識していた遠い点が
あるいは離れ離れだった点と点が
僕という真ん中に在る点と
線になって
どんどん繋がっていくような
現象というか、出来事がある。

たくさんある。

全部、思い返せば
伏線を張ったのは自分なんだけれども
とてもクリエイティブな人たちに囲まれて
僕の役割を改めて知る。

此処の所、笑顔で過ごせてる。

誰かを幸せにしたい、というおこがましい行為も
フィードバックされて
やがて鏡の中の僕の皺になる。

叶う事が全てじゃない。

叶えようとする行為が
たとえもがき苦しむ姿に見えても
水面は美しいまま。

そして水中は驚くほど静かだ。

満月が照らす白い腕を
無音の世界から透かして見ると
まるで自分の手が未来に掻き分けて泳いでいるような錯覚になる。

魚たちは知らんぷりで
僕の脇腹の近くを
水流を撫でながら
通り過ぎてゆく。

2013年10月18日金曜日

伝説のレジェンド15 フライヤー公開

絡まった糸をほどいてゆくような

競争。

僕たちは誰に指令を下された訳でもなく

石灰で描いたセンターラインに

一列に並び

その終わりの見えない糸の尻尾を

夢見て

手繰り寄せてるような

感覚。

それが

表現というモノなんだとしたら

なんて儚い作業なんだろう。

ゴールよりも

一喜一憂する横顔

その姿こそが美しい

それが人々の勇気や

知恵に還元されれば

僕らは生きた証となる。

この日、35歳になります。

まだまだ若造。

印藤 勢

2013年10月13日日曜日

一つだけくれ。他は全部要らないから。

新松戸FIREBIRD
ご来場の皆さん
共演者、スタッフの皆さん
ありがとうございました。

dr.上田哲也(カイモクジショウ)との緊急コラボ合戦
僕は非常に楽しめました。

一晩、上田君宅にお世話になったんだけど
朝までlimboという
プチホラーなゲームをずっと横で観てました。

クリアおめでとう。

翌日は
実家に帰省しました。

お婆ちゃんに顔を見せて
手を繋いでゆっくり話してきた
もう俺が誰だかもわからないかもしれない
だけど
音楽をやってるよって
伝えられたから良かった
喜んでくれて良かった
お祖父ちゃんにも手を合わせてきた
仏間で眠るのは何だか不思議な気分でした。

変な夢をオムニバス形式で見たな。

色々、決心がついたみたいだ。

やっぱりもう音楽しかない。

何回も何百回も何千回も何万回も

決意してきたつもりだが

弱虫な俺は地球上の時間の流れに適応できない事もあるから

きっとこの先も同じ事をこうやって
何度も何度も
違う言葉やニュアンスで
ブログにただ書き連ねて生きるんだろう。

決意が決心に代わった瞬間を
今後は表現していきたいと思う。






10/14(祝日月曜日)
@横浜BB street
dr.亀さんと2人で
SEIWITH初期の楽曲を奏でます。
※ノケンは諸事情によりお休み

どうかお見逃しなく。

2013年10月8日火曜日

あれこれ

アリーヴェデルチ深夜公演

ご覧の皆様、ありがとうございました。

あんびるはるか氏の弾き語りから派生したこのバンド

jukiドレナベ君しかり

テルコハイメン航太君しかり

とっても素晴らしいミュージシャンなのですが

ほって置くといつまでもスポットライトを浴びないので

半ば強引に僕が腕を引っ張ってステージに上げてるのです。

今回ドラムを叩いてくれた
上田哲也と僕なんかは
リアルタイムで活動しながら
発信し続けてるイメージがあるでしょうから

なんだか不思議な組み合わせだけど
"埋もれて欲しくない"
という僕の一方通行な愛かもしれませんね。

次回は12/19(水)@越谷easy goings
にて新曲と共に降臨したいと思います。

さて、

本業のSEI WITH MASTER OF RAMですが

来週月曜日(祝日)はツアーファイナルの聖地でもある

横浜BBstreet

にて、ドラムの亀さんと2人だけで演奏します。

ギターのノケンは結婚式やら何やらで
すごく忙しいので、この日だけお休み。

せっかくだから
セイウィズ初期の頃の楽曲を中心に
ゆったああああり、やろうと思ってます。

大阪の盟友BIRUSHANAHが横浜初上陸という事もあり
これは断れなかった。

断りたくなかった。

そんなわがままな俺の行動と
関係者の愛を証明する日。

新しいフィールドを開拓。

10/14(祝) BB STREET&MOAI企画 〜横浜BB STREET 16 周年〜 出演 BIRUSHANAH(大阪) GUEVNNA SEI WITH MASTER OF KAME The life plant within the last wish &more?


P.S

マシリト時代にメインで使っていたアンプを
群馬の発狂カオティックロックバンド
phone
のアキ君に譲りました。

すごく嬉しいです。

2013年10月4日金曜日

地下室からの挑戦状

トークライブに私、印藤が参加します。


タワーレコード新宿店×ライブハウス企画【地下室からの挑戦状】インストアイベント

 

開催日時:20131020日(日)11:30スタート

開催場所:タワーレコード新宿店7Fイ ベントスペース
イベント内容:トーク&アコースティックライブ

〜新宿界隈のライブハウスマンによるトーク!今各箱で熱いバンドの話や、ライブハウス 裏話などここでしか聞けないを披露!最後には質問コーナーも予定してます!

ライブは、新宿ANTIKNOCK推 薦の"Aug.RAINSNOW"と、渋谷CHELSEA HOTEL推薦の"mama's bed room"によるア コースティックライブ。ライブハウスという最も現場の人たちがお薦めのバンドとは?!

 

出演

バンド:Aug.RAINSNOWmama's bed room

ライブハウス:ANTIKNOCK印藤さん/OUTBREAK!さん/Chelsea Hotel川崎さん/JAM○○さん

 

参加方法:観覧フリー。

タワーレコード新宿店にて、10/10(木)〜 【地下室から の挑戦状】vol.05展開商品:

 

MUSQIS Exhibitions / A

ニュータウン 「ニュータウン」

DEADLY PILES 革新聖歌」

キリクと魔女 「廃墟のオルゴール」

VELVETCHERRY CRUSH ON!!

テジナ・殺し屋ベイビー・DaimonStrange days−プログレを聴いた僕は、サイケな夢に陥り、彼女達とポップな恋 をする。」

UREINOMISORA  No signal to the sky

END ALL   HOP THRASH JUMP

GLAM SLUM 「陰 陽」

六式 「B×G×R

 

いずれかをお買い上げいただいた方に、先着でイベント特典引き換え券を差し上げます。

 

★特典引換券をお持ちの方には、イベント終了後、特典としてCDRと 共通ドリンクチケット(新宿JAMANTIKNOCKWildside、四ツ谷OUTBREAK!、 渋谷CHELSEA HOTELいずれかで使用可)を差し上げます。

 

《ご注意》
・対象商品のお取り置きはお電話とタワーレコードホームページ(http://tower.jp/)のサービス でも承っております。

特典引き換え券の配布は定員に達し次第終了いたします。終了後にご購入いただいても特典引き換え券はつきませんのでご注意ください

特典引き換え券を紛失/盗難/破損された場合、再発行は いたしませんのでご注意ください。
・イベント中は、いかなる機材においても録音/録画/撮影は禁止となっております。
・会場内にロッカーやクロークはございません。手荷物の管理は自己責任にてお願いいたします。
・会場周辺での徹夜等の行為は、固くお断りしております。
・店内での飲食は禁止となっております。
・都合によりイベントの内容変更や中止がある場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

問い合わせ先:タワーレコード新宿店:03-5360-7811

 

 


思い上がりと笑われても

http://www.youtube.com/watch?v=laGU2JOdj8o&feature=youtube_gdata_player

ストレス
つまり精神的な疲れ
現代の病
何とでも呼べ

逃げるように走る
12F建ての団地の群れ
ドブくさい人工的な川沿いと夕暮れ
自覚がないって恐ろしい
そんな自分から逃げるようにただひたすら走る

今日はカラオケボックスでマイクを握りながら号泣した
チャゲ&飛鳥のPRIDEを歌いながら
Aメロは飛鳥の真似をしながら笑っていたのに
Bメロからサビに差し掛かる辺りで
抑えきれない衝動
自分でもびっくりした

代弁してくれたんだね
私の苦悩を
解き放ってくれた

一緒にいた友人も最初は笑っていたのに
何時の間にか黙って聴いてくれた

改めて詩の力はすごいと思う
そして自覚のないストレスや
それに抗おうとする内なる衝動も
相反するようで
そのどちらもが私を生かし続けているという事実

その事実が法則となって
今や生活の一部となって
また私を走らせる。

あ、

アリーヴェデルチ再始動します
10/5(土)深夜@新宿ANTIKNOCK

女性Vo.ダークファンタジー
2曲で30分のロードショー
ギタリスト兼アレンジャーで参加。

2013年10月2日水曜日

学習帳のアンダーライン

全部は拾えないし
全部は捨てれない



普段から言い聞かせてる割には
最近になって改めて納得している自分がいる。

そうそう
俺の本質は結局
"みんな助かる(救われる)"
と思ってる節があるから
なんなら
"いつか(全員が)報われるべきだ"
とすら、おこがましくも思っていたりなんかして。

だいぶ頭に虫がわいているんでしょうなあ。

僕は基本的に
コーヒーとタバコさえあればハッピーな人種なので
加えて、音楽をする、演奏をする、といった喜びまで手に入れた代償が
多くの人と携わる
という問題なんでしょうね。

違和感はすぐ顔に出るから
別にポーカーフェイスには憧れないけど
良くも悪くも居心地悪い時にはたまらない気分になる。

八つ当たりやお門違いの妬み嫉みも
一応、全部受け止めてるんだけどな。

次のページへ行こう。

過去は破り捨てて。

2013年10月1日火曜日

伝説のレジェンド15 初公開

2014.11.12(TUE)

@東高円寺二万電圧

レイト
Nothingness(大阪)
カイモクジショウ
alt of the society
BULL
SEI WITH MASTER OF RAM

open/18:00
start/18:30

adv/¥2000
door/¥2500



はい。

現時点での全詳細です。

アンダーグラウンドというカテゴリーやマイノリティを

言い訳にしない
酔わない
群れない

そんな孤独のランナウェイな人々のメッセージ

今回は共演というよりも
バトル度が極めて高い
ある種の緊張感を伴う一日です。

ヒップホップもハードコアも
サイケデリックもヘヴィメタルも
全てがいまだ憧れであり
全てが商売がたきであるべきだと思う。

譲れないモノが見たい

ただそれだけの為に。

11/12(火曜日)
空けておいて下さい。

伝説が通る。

無地の壁紙

一喜一憂はローラーコースターのように
私を見事に振り回してくれる。

そのレールの全貌は見えない分
遊園地よりタチが悪いね。

突然、落下したかと思えば
急上昇を続け
有頂天からまた急降下
真っ暗なトンネルに入る。

今日得た事は
天涯孤独でもいいかな
という暗示に似た、閃き。

むしろ、そういうチャンネルだけで
暮らして行ったほうが
割と僕自身、楽なのかもしれない。

別に楽を選びたい訳じゃない
これ以上、痩せ我慢の演技を続けるのも
身体が持たないなってだけの話しで。

人より割り切って考えられないから
そんな自分にうんざり。

勝手に期待して勝手に幻滅する
(あるいは勝手に期待されて勝手に幻滅される)
行為そのものを
やけに冷静なもう1人の自分が傍観しているのも
いささか疲れた。

恩人は
"何事も距離感が大事ですよ"
と言った。

その言葉自体は何処かで聞いた覚えがあるが
多分、僕にとって必要な選択肢をくれたんだと思う。

駆け引きも
損得勘定も
ろくすっぽ出来やしない自分の事はあまり嫌いでもない。

もとい、そんな自分を嫌いになれたら
どんなに楽かと思う。

もっと狡猾に生きている人は世の中にたくさんいるだろう。

結果主義から言えばそれは正解かもしれない。

だけど僕が欲しいのは
正解でもなければ答えでもない。

本当のことを知りたい。

ただそれだけなのに
本当のことだけが
まるでドーナツの穴のように
向こう側の白い壁を映し出している。

昨日の自分にゾッとする毎日だ。