友人の友人が他界したそうだ。
自分の肉体を自分で滅ぼしたそうだ。
友人と友人は10年来の友人だったそうだ。
僕は慰める事が出来ない。
いきなり身体中の縁取りだけが真空になったような感覚。
共に涙を浮かべても宇宙空間のように水滴は小さな丸を作るだけ。
重力に縛られて生き続けなきゃいけない日々。意味。
解放されたいという願いと一つの答え。
この国では(データ上では)毎年三万人近くが自らの肉体に終わりをつげるという。
僕は慰める事が出来ない。
命、魂、想い、美しい言葉は幾らでもある。概念の話しじゃない。
友達が友達のままいなくなるなんてあんまりだ。
僕は残された友達の為に全てを捧げるつもりで付き合って行こうと思う。
悩み、考えるのは後でもいいから
それだけは信じて欲しいな。
そして
君は誰かを救う番かもしれない。
君は遠い昔に抱いた(描いた)使命感を果たす為だけに生きろ。
今はただそれでいい。
答えなんて要らないから
彼に一歩踏み出す力を
下さい。