絡まった糸をほどいてゆくような
競争。
僕たちは誰に指令を下された訳でもなく
石灰で描いたセンターラインに
一列に並び
その終わりの見えない糸の尻尾を
夢見て
手繰り寄せてるような
感覚。
それが
表現というモノなんだとしたら
なんて儚い作業なんだろう。
ゴールよりも
一喜一憂する横顔
その姿こそが美しい
それが人々の勇気や
知恵に還元されれば
僕らは生きた証となる。
この日、35歳になります。
まだまだ若造。
印藤 勢