モヤモヤとドキドキはいつも兄妹のように
手を繋いでやってくる。
俯瞰で、青春してるなあ〜
と思える事なんて
大人になってからはあまりないが
きっと少し時間が経ってから
あの瞬間は貴重だったなって
思える。
(まさに今がそうかもしれないぞ)
と囁く時、僕はいつも一人だ。
生真面目に、慎重に、丁寧に
全てをさらけ出しても
運命自体は変えられる訳じゃない。
過去という部屋にドリルで穴を空けて
覗き見ても
無様な僕の亡骸が
腹話術の人形のように
誰かに向かって口をパクパクさせながら
文字通り、中身のない会話をしている。
助けは、まだか。