印藤勢の奇録
2014年10月4日土曜日
ハートランドの気泡のように
招かれざる客には
メニューすら渡されない。
たとえ、渡されたとしても
永遠と白紙のページが
続くだけだ。
もう少しで
僕は席を立つ
この部屋を後にして
何事もなかったかのように
過ごす。
まだ何も伝えてない
まだ何も覚えてない
そう言い聞かせて
最後のタバコを吸い終えたとき
諦めは
決意に変わる。
さようならも
届かないまま。
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