2015年1月4日日曜日

ゆめにっき

Jonathan chop'88のライブを
真っ暗な部屋の中で観ている。

多分、俺の部屋だ。

黒沼はレインボーカラーなボーダーのセーターを着て
いつも通りリッケンバッカーを掻き鳴らす。

その轟音は轟音が過ぎる静寂である。

歌の内容も殆ど聴こえない。

初恋の人がそれを真近で観ている。

ゆったりとステップを踏みながら
観ている。

演奏が終わると
ベランダ沿いにあるベッドにうつ伏せになって
何か物足りなさそうに
両足をバタバタさせていた。

僕は尋ねる
"今日、このあとの予定は?"

彼女は言う
"特にないわ"
と。