四谷Outbreak!店長、佐藤くんの一言
「印藤さんほど使い勝手イイ人、いないでしょ」
と言われたのが確か5月頃
ちょうど半年が過ぎて、そんな風に言われた意味が当初は全くわからなかったけど
最近なるほどなあ、と思うことが確かに増えた。
佐藤くんとは普段からそんなにベタベタしてるわけじゃないけど
なんか、節目節目で自分のマインドが良くも悪くも傾いてるときに何故か会うことが多い。
先日も店に顔を出し「こないだ佐藤くんが言ってた意味、なんとなくわかったよ。ありがとう。」
と伝えると、今度は
「印藤勢という移動型ライブハウスを作りましょうよ」
と言われた。
僕はそのとき、また目が点になるというか
そんな実感なんてないんだけど
なんだかここ数日、現実味を帯びてきた。
そもそも、自分のようにあちこちに顔を出しながら
ブッキングやイベントの手伝いをする人間は確かに見たことないし
今はどちらかというと、今までよりもアーティストさんに近いスタンスで動いている。
当然、普通だったらアーティストさんにも、ライブハウスさんにも勘繰られる、ある種怪しい立場なわけであって
(僕自身は全く金儲けの為にやってない…というかなってない…けど)
そんな前代未聞のポジションに自分でも驚いている。
ANTIKNOCKで働いた15年間
バンドマンとしてやってきた20年間
そのどちらのスキルもプロップスもノウハウも
全て人のお陰だ、人に恵まれたお陰だと
改めて思います。
タイトルにもあるように
「実在しないライブハウス」
を作るのが目標です。
アーティストさんしか言えない本音
ブッカーさんだけが抱える闇
僕自身、その両極端なポジションで生きてきたから
「ああ、世の中捨てたもんじゃないな」
と思って欲しくてやってます。
ビジネス的には前代未聞だろうし、採算が取れるか今はわからないけれど
僕に出来ることがあって
僕にしか出来ないことなのであれば
世の中が勝手に自分を判断するでしょう。
アーティストさんはもっとライブハウスに近づくことができる
ブッカーさんはもっとアーティストさんを必要としてあげて欲しい
お互いの活動や商売のルーティーンがそれぞれ大変なのはわかるけど
「ちょっとだけ、僕にも本音を分けてよ」
そんな人間がいたら面白いと感じている。
いないと困る、よりも、いなくても成立してる
だけど「いないとつまらない」
そんな人間に今、自分はなりたいです。