・3/25土曜日
小手、ワンマン
@三軒茶屋ヘヴンズドア
遡ると、16年以上前になるだろうか
当時、まだまだパンクハードコアの聖地を
地でイッテた新宿にある
ANTIKNOCK
というライブハウスで我々は出会った
改装する、前の、前、まるで悪の巣窟を絵に描いたような地下室
自分がまだ働く前の話だ
いわゆる通常ブッキング、平日、お客さんは4人〜5人
対バンも自分たち含めて4バンドくらいだったんじゃないかな
ミクスチャーというジャンルが台頭し始めてた頃で、自分のようなマイナー調のメロディーを日本語で歌いながらメタリックなフレーズを刻むバンドは皆無だったと思う
(某店では「君たちはビジュアル系なの?」と言われたり、ブッキングして貰えないこともあった)
もちろん、小手も当時は現在とは少しかけ離れた、いわばミクスチャー寄りな音楽だったが、良い意味でどこかズレているというか、和がコンセプトにも関わらず、あのキャラクターだけが非常に印象的だった
同い年で、住んでる町も近く、お互い仲良くなるのに時間はかからなかった
現役で、その"当時の界隈"知っているのは、ヘルミッショネルズのミキヤくんや、現COCOBATのギター、世紀くらいのもんだろう
(彼は元々、GREATEFUL EARTHというトリオバンドでボーカルも務めていた
解散後ドラムの柴田はマシリトに加入、のちに脱退)
一緒にイベントもやった
一緒に音源も作った
一緒にツアーも行った
それこそ、小手の歌詞じゃないけど
お互い別々の道を選んだり
時々、気まずい時間、分かり合えないことも多かった
そんな彼らのワンマン
これ以上ないタイミングで
これ以上ないステージを用意してくれたと思う
また、縁とは不思議なものでこの日、三軒茶屋ヘヴンズドアのPAは矢野さん、という当時僕らがANTIKNOCKに出演していた頃の音響さんが担当してくれた
ありがとう、意外の言葉がない
自分もいつか返さなければならない
そのことだけ、忘れないようにBlogに記します
スッカスカの通常ブッキングには、夢がある
俺たちでも出来る
が、
俺たちにしか出来ないこと
に、変わる日まで。