2013年6月29日土曜日

NEVER MIND

自分で選らんだ道なので
何を今更って思うんだけど
逃げ道がないんですよ。

退路はない。

仕事も音楽もプライベートも
全ての点が
全ての線で繋がってしまう生活を選らんでしまったので
もう、誰も俺の事を知らない世界や
無人島に行くしかないんじゃないかなと思う。

少なからず味方もいて
少なからず敵もいる現状

おい、吐いた唾は飲めんぞ?

毎日、毎日、毎日、心の中で呟いてる。

無責任だと罵られ
勝手に期待され
勝手な理想に幻滅されて
それでもやるしかねえから
また一歩進めば
あいつは薄情だとか
利己的だとか勘繰られる。

それもぜーんぶ自分の選らんだ事。

ちょっと最近キャパオーバーな気がしてきた。

カッコ悪くてもイイから
少し荷物を減らすかな。

全部、真正面からは受け止められないや。

仕方ない、と呟く夜明けは
明日という名の光に包まれて
布団を噛んで寝るのだ。

生まれ変わろう。何度でも。

2013年6月27日木曜日

メンタル便秘

阿保か
と思う現場に毎日幾つも出くわし
眉をしかめないように片目を瞑る。

見て見ぬ振りを許せぬまま見て見ぬ振りを続けよう。

必要ではないのかもしれない
と頭爆発寸前まで考えるけど
最後に手は差し伸べてみる。

その手は握り返される日が来ない事を知っている。

ドス黒い雨雲のような物体Xを
体内に従順に飼い慣らし
今朝もそいつを乗り越えて家を出た。

帰り道
ホルモン屋からは無責任に流れる"♪上を向いて歩こう"が
今夜の霧雨の一滴くらい
極わずかな勇気をくれるが
50M先のラーメンチェーン店を横切る瞬間には
そんな頼りないソレはすっかり忘れてしまう。

神様に一つだけ尋ねる事が出来るなら
何故、私は望んでもいない悩みや欲情ばかりを
いつ何処で背追い込んでしまったのか

あるいは

本当はそれが私の望んだ姿であるのか

小一時間ばかり問いただしたい所存であります。

2013年6月25日火曜日

13回目の遠吠え

意識が高い低いなんて余計なお世話だよ。

あくまで現時点での話し。

結局は誰もいなくなる。

続けた奴の勝ち。

トラウマが入り口のトンネルは深く長い。

時に失望の水たまりに腰まで浸かる事もある。

無機質なライトが規則正しく並んでいる。

それが毎日だとしたら

俺たちはいつも不安という病気と闘っている。

洞穴にいる事実から逃れる術は

片目を瞑る事だ。

しかしながら両目まで

自らの手で覆ってしまうと

そこには君に都合のいいパラダイスが現れる。

肉体を連れて歩く事がしんどい。

せめて精神だけをワンダーランドに飛ばして少しづつ進む。

その先に待っている感覚は悪魔。

麻痺や自堕落、自覚のない後悔という行き止まり。

不純物は要らないから

真っ直ぐ前だけを見る目が欲しい。

真っ直ぐ前だけを見る目が欲しい。

2013年6月17日月曜日

西も東も関係ない

大阪で企画をしてみて思った

なーんて事はない。

ただし達成感は半端じゃなかった。

独り善がりかもしれないけど

やらないで怯えてるより

当たり前だけど、やって良かった。

ミュージシャンとライブハウス同士

ある種の依存によってシーンや事業が成り立ってるとも言える。

俺はそれを変えたい!だとか特に暑苦しい気持ちがある訳ではないのですが

おい、嘘つけ!全くない、、と言ったらやっぱり違うかな。

そもそもお客さんには関係のない話しだからね

ただ確かにその負のルーティンは存在する。

俺はそこには乗っかれないし

頷けないよって話し。

てめえの都合で

てめえの身内喜ばす為にやるもんじゃないから

少なくとも俺は

発展の為にバンドを続けたい。

それが1ステージでも記録更新されるべきだと

そんな強迫観念と闘っているのかもしれない。

お客さんの人生

俺たちの人生

どちらも主役。

スタッフや照明、PA、ドリンカー等の名脇役に支えられながら

ピエロを演じるか

ヒーローになりたいか

神輿になりたいか

それとも、皆で担ぐから面白いのか。

ステージがあってデカイ音が出せる

これ以上、望む事があるだろうか?

前のブログにも書いたが

レコ発だから
遠方から来てるから
付き合いがあるから
ネームバリューがあるから

そんな事の為にブッキングが存在し

ライブハウスがある訳じゃないだろう。

いつもリスナーやファンは置いてけぼりだ。

お互いの人生を語らずとも分かち合えるような

そんな関係性がいい。

だから俺はお客さんの目を見て

再び歌い続ける。

ありがとう。

2013年6月12日水曜日

コラボシリーズ第3弾

ex.一寸笑劇の松並哲也(gt.vo)

カイモクジショウの上田哲也(dr)

を経て、お次は

小手のドラマーでもあり
新宿ANTIKNOCK店長でもある

大原宏樹(ヒロック)とコラボレーションします。

詳細
http://www.antiknock.net/detail/2013/06/20/

思いっきり身内なんですけどね
多分この2人だけでステージに立つ事は二度とないと断言できるでしょう。

ほぼ毎日職場で顔を合わせてるけどね
音楽的な思想も
人格としての理想も
まるっきり正反対なので。(笑)

水と油というか

火と油といいますか、、

お互いの共通点はもはや
ブッキングスタッフである
といった点を除いては
分かり合える瞬間は皆無!
と言っても過言ではない!かも知れません。(笑)

僕は昔の曲を交えつつ
彼のビートとマッシュアップさせながら
異次元に突入出来たらいいなと思ってます。

悟空とベジータがフュージョンするような事件

あるいはゴジラ対キングギドラ(言い過ぎか)

それでは因縁の対決をご覧下さい。

2013年6月10日月曜日

ブルーな休日

鬼束ちひろさんが
「部屋が汚いと作詞できないの。とにかく綺麗じゃないと降りて来ない」
そんな話しをしてたんだけど
ちょっとだけ、なるほどと思った。

俺の部屋はとても殺風景で
音楽以外やる事はない。
(あまり綺麗とは言えないけど)

せいぜいその辺に散らばった本や漫画を読むか
寝っ転がって天井を眺めるくらいしか
やる事はない。

そういう風に仕向けてる。
それでいいと思ってる。

たまに家具屋の前を通り過ぎると
素敵なモスグリーンのソファなんかが
目にとまるけど
現実的に欲しいとは思わないな。

せめて寝室くらいは綺麗にしようと思って
昨日、もう布団以外は置かないように片付けたんだけど
早速ギターを爪弾いてしまって
お陰様で良いアイデアが幾つか浮かんだよ。

気まぐれな俺の事だからうまくは言えないけれど
セカンドアルバムを早く作りたいんだ。

もう多分、5,6曲はベーシックがあるから
近いうちメンバーに聞かせて
"a sheep"の旅の続きを始めようと思う。

ボンヤリと描きたい事は決まってる。
とても抽象的だけど
よりスピリチュアルな内容になると思う。

1stは余りにもパーソナルな内容で迫ったので
次のアルバムはもっと
"繋がり"
みたいなモノを表現したいです。

すごくシンプルな答えに行き着くような気がしてる。

だからもっと
この部屋からも
要らないモノを捨てなくちゃいけない。

2013年6月9日日曜日

【タイムテーブル発表】伝説のレジェンド12

open/17:30
start/18:00

1.松並哲也
18:00-18:30

2.KIFUDOH
18:40-19:10

3.BIRUSHANAH
19:20-19:50

4.bilo'u
20:00-20:30

5.SPIRITUAL GARDEN
20:40-21:10

6.SEI WITH MASTER OF RAM
21:20-22:00

KREATIVE MAG 6月号

遠吠えはアナログディレイの残響音

まだ俺は俺自身を許せてないだろうか。

辛気臭い
そんな後ろめたい内容ばかり
そんなんじゃ誰も読まなくなるね
このブログ。

続けるという事を念頭に置いて
かと言ってそれ自体は美学ではないし
あえて誇示する内容でもない。

黄昏や朝焼けに何故、人々は心奪われるのか
それがわかれば
それさえわかれば
俺は成りたい音楽家になれると思う。

言葉で言い表せない想いも
日時会話での出来事も
音符の中に染み込ませて
真新しいモノとして演奏する。

需要があるかどうかはわからない。

それでも俺は与え続ける。

汚れちまった人生に
やはり歌だけが残った。

生活しよう。

2013年6月8日土曜日

ペンと剣

趣旨(コンセプト)って来てくれたお客さんが自由に嗅ぎ取るモノであって
発信側がわざわざ説明するのはちょっとどうかと思う。

そういうの野暮だと思っちゃう人です。

刀身を抜く前からグダグダ言っても始まらないし

料理を口にする前に講釈タレられるのと一緒。

驚きも、発見も、薄まる。

結局のところ、ウマイか、マズイか、2つに1つなんだから
そのくらいお客さんに決めて貰おうよ。

俺たちにはマイクやスピーカー
そしてステージがあるんだから
そこでこそ証明してナンボの世界。

シーンが、ジャンルが、メンツが、、
ハイハイ。そんな事は結果でいいじゃない。
イベント終わった後に身内同士、居酒屋で話せばいいじゃない。

カッコイイがジャスティス。
全てはそれでいいじゃない。
そんな潔さに憧れてロックしてるんだけどな。

俺もだいぶ理屈っぽい方だと思うけど
斬り合う前からゴタクを並べる人が目に余る。

俺は剣と剣がぶつかる火花が見たい。

ペンの強さなんて求めてないんだよ。

2013年6月7日金曜日

境界線は妄想のブレーキ

独り善がりも悪くないんじゃない。

差し伸べてくれた手を払いのけ

そこでしか体験できない闇もあるだろう。

そこでしか見えない光もあるだろう。

夜の国道沿いにポツンとある
自動販売機の灯りのように
人生は頼りないヒントを手掛かりに
何はなくとも進んでくれる。

対向車の運転席に乗ってる人物は
ハイビームの逆光でシルエットしか見えない。

そう、

僕と僕がすれ違う瞬間なんて
大抵そんなもんだ。

やがてこの国道も海へ出る。

この海岸線には誰もが最期に辿り着くという。

だから一つだけ忘れないでくれ。

ゆっくり進めばいい。

君のスピードは君のモノだ。

2013年6月5日水曜日

中立という美学

情状酌量

罪を憎んで人を憎まず

素晴らしい言葉だと思うけど

自分にはまだ本質は掴めない。

その言葉の響きが持つ

何だか悟った感じや

あるいは立場的な便利さが好きで

よく使う事があるんだけど

別に俺が言うまでもない

というかおこがましいな

と思う。

言葉が生まれた時代背景

シチュエーションに感銘を受ける。

どんな時代にも災いや

やっかみ、嫉妬、トラブルは付き物で

きっと偉いお坊さんやお殿様が

それらを鎮める為に考え出した言葉なんだろうか。

中立である事は時に

善よりも悪よりも咎められる。

腰抜けだ、平和ボケだ、非国民だ、綺麗事を言うな、と責められる。

中立である事自体が常に美しく正しいとは思わないが

中立が1番骨が折れる。

中立とは善悪だけの概念からすれば
そのどちら側でもなく
答えが無い状態と同じなので

中立という存在自体を他に説明する事が困難だからだ。

俺は、

誰かを否定しなければ証明されない正義なんてクソ食らえだと思ってる。

中立とは行為そのものだ。

yesかnoでしか語れない大人になんかなるな。

2013年6月4日火曜日

ミスチルさん、ごめんなさい。

カラオケに行った。
ちょっと久しぶりだったな。
発声はもちろん
他人の書く歌詞に
ハッとさせられる事もある。

画面に映る色恋の心理描写を眺める俺は
友達の熱唱をよそに
どこかソワソワしてしまう。

失恋の曲や
不毛(不遇)な恋愛モノとかは歌っててのめり込めるけど
♪君が好きだ〜世界が輝いて見える〜
みたいな(?)音楽にはまるで縁がないので
とても複雑な気持ちになる。

ミスチルとかを張り切って歌う友達を羨ましく思う。

そして何故か自分の運命をうらめしく思う。

そういう意味では
とびっきりポジティブ♡なラブソングは
俺にとって戒めの台詞とメロディが散りばめられた自問自答の瞬間なのかもしれない。

これは世に言う
"考え過ぎ"
というやつだ。

ミスチルさん、ごめんなさい。

2013年6月3日月曜日

永遠のサスティーン

6月なのにまだ夜は肌寒い。

昼過ぎに家の扉を開けると
まるでパラダイスの様に
夏特有のワクワクが予感となって身体中を浮つかせる。

練馬区役所は今日もヌボーッとそびえ立つ。
20階だか21階建てのソレはこれまた初夏特有の晴天にクレヨンを押し付けた様なグレーが
無口で体格の良い青年を思わせる。
彼はいつも南の空を見つめている。

大江戸線のホームは
アナウンス音が男性ならば新宿方面の電車が到着する事を知らせる。

両国駅はいつも通りだ。
いつ来ても不完全に栄えた街だ。
辺鄙でもなく都会でもない
国技館一帯以外はオフィス街とちょっとだけ下町を思わせる雰囲気があるだけだ。

実に不思議な場所でロックバンドのライブをやる。

生きる事に本質的には必要ないとされる
音楽という娯楽をすごい音量で鳴らす場所だ。

そこに集まった人々は自分なりのドラマをそれぞれの演者に重ね、投影し
あるいは何かしらの啓示や
漠然とした元気を貰いにくるそうだ。

小さなステージから伝えられる情報量は
1バンドの演奏時間を30分だとしても
歌詞で放たれた単語の数
景色の数
楽器の音の点や線
スニーカーがステージをこする音
とにかく膨大なメッセージが容赦なく飛び交う。

ある者は涙を浮かべ
ある者は笑い声を絶やさない。

酒をチビチビとやりながら
やはりいつかここで出会った仲間たちと騒ぐ。

きっと僕らは少数派だ。

膨大な情報量を与え、受け取り、投げ返し、解釈やカタルシスを熱弁し
やがて終電と明日に怯えながら帰る。

きっと僕らは少数派だ。

ジャンルだ、リアルだ、フェイクだ、何だと言っても
そこにいる瞬間は
僕らはやっぱり"僕ら"でしかない。

だからきっと
1人で着く家路は
少しだけセンチメンタルな気分にもなるし
ちょっとした思い出し笑いなんかも
こぼれてしまうよね。

改札口を出るとキャバクラの呼び込みや
見慣れた呑み屋の看板

もう少しだけ誰かと話したかった。

もう少しだけ一緒にいたかったな。

もう少しだけやってみようかな。

耳の奥からエレキギターのフィードバックノイズが聴こえてくる。

それは
僕らを導いてくれる光だ。