2013年4月2日火曜日

フライング•ゲットー

ありがたい事に明日、発売です。

様々な記憶が宇宙に点在する星よりも多く
俺のハートにコダマする。

話して来なかった記憶
それは自分が病んでしまった事。

荒む、とも違う
拗ねる、とも違う
全く別次元の怪物に追い回される日々を。

他人とうまく話せない
誰かは自分の化身のような気がして
今も実はうまく喋れてない。

お情けを頂戴したいわけじゃない。
俺が言いたいのは日本の事
あるいは世界の事。

組織は人を殺し
社会は僕らを万力で頭を粉々にする。
明確な意思のないマーダー。
まるで疲れが勲章だと言われているような洗脳。

サイコパスの群れの中、目を合わせない様に、目をつけられないように
かき分けながら歩いてきた。
邪魔もたくさんされたし
酷い事も言われた。

マシリトが好きです、と毎日言われた。
何も答える事ができなかった。
必要な事だけを選びたかった時もあるし
寄り道に意味ばかり求めていた時期もある。

それでも音楽だけは鳴り止まなかった。
俺はイメージの中だけでしか生きられないのかもしれない
そんな覚悟と怯え、武者震い。

葛藤なんかない
困惑なんかじゃない
俺が生きていく上では
他の俺を殺すしかなかっただけだ。

暗闇を逃げるように走る
信号機は赤を照らすだけで
結局は何の合図にもならなかった。

ずっと夜
ずーっと薄暗い夜道を走り続けた。
時々、誰かが声をかけてくれた
「おい、少しは休めよ」と。

不可能を可能にしたいんだ。

本当にそれだけなんだ。

朝がくる
きっと朝がくる
ずーっとずーっと祈り続けた。

あらゆる名前や記号は無意味なものとなりて
ただ私が私を連れてゆくだけ。

灰になるまで
焼き付けるだけ

こちら印藤勢、応答セヨ。

発売は夜明けだ。

もう夜はうんざりなんだ。