2013年10月1日火曜日

無地の壁紙

一喜一憂はローラーコースターのように
私を見事に振り回してくれる。

そのレールの全貌は見えない分
遊園地よりタチが悪いね。

突然、落下したかと思えば
急上昇を続け
有頂天からまた急降下
真っ暗なトンネルに入る。

今日得た事は
天涯孤独でもいいかな
という暗示に似た、閃き。

むしろ、そういうチャンネルだけで
暮らして行ったほうが
割と僕自身、楽なのかもしれない。

別に楽を選びたい訳じゃない
これ以上、痩せ我慢の演技を続けるのも
身体が持たないなってだけの話しで。

人より割り切って考えられないから
そんな自分にうんざり。

勝手に期待して勝手に幻滅する
(あるいは勝手に期待されて勝手に幻滅される)
行為そのものを
やけに冷静なもう1人の自分が傍観しているのも
いささか疲れた。

恩人は
"何事も距離感が大事ですよ"
と言った。

その言葉自体は何処かで聞いた覚えがあるが
多分、僕にとって必要な選択肢をくれたんだと思う。

駆け引きも
損得勘定も
ろくすっぽ出来やしない自分の事はあまり嫌いでもない。

もとい、そんな自分を嫌いになれたら
どんなに楽かと思う。

もっと狡猾に生きている人は世の中にたくさんいるだろう。

結果主義から言えばそれは正解かもしれない。

だけど僕が欲しいのは
正解でもなければ答えでもない。

本当のことを知りたい。

ただそれだけなのに
本当のことだけが
まるでドーナツの穴のように
向こう側の白い壁を映し出している。

昨日の自分にゾッとする毎日だ。